皆さんは今の自分の仕事で活躍できていますか。
また、周りの人はどうでしょうか。
仕事において、成果を上げれば
出世したり、大きな仕事を任せてもらえる、
ということは納得できることでしょう。
しかし、その能力主義のせいでみんなが活躍できない組織になっていくという構造が生まれてしまうことがあります。
これはピーターの法則というものです。
(1)能力主義の階層社会では人は能力の限界まで出世し、有能なスタッフは無能な管理職になる
(2)時が経つにつれ無能な人はその地位に落ち着き、有能な人は無能な管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は無能な人で埋め尽くされる
(3)ゆえに組織の仕事は、出世余地のある無能レベルに達していない人によって遂行される
分かりやすく例を挙げると、以下のような事象です。
Aさんは実務が非常に得意で活躍していたため、
その成果が評価され、昇進してマネージャーになりました。
しかしマネージャーに必要なスキルに長けていたわけではないので、
マネージャーとしては活躍できず、それ以上出世することもなくなりました。
能力主義で仕事を得ていっても
自分が活躍できる一つ上の階層で頭打ちになってしまうのです。
一度無能だと思われると仕事がなくなることもある個人事業主の方には
もっとシビアな問題かもしれません。
では、無能な人材にならないためにはどうすればよいのでしょうか。
新しいポジションにチャレンジすることを諦めるのではなく、
自分が一番活躍できる仕事を知るために、自分の能力を見極めることです。
今の仕事の中で上の視座を持って仕事をしてみることで
自分の適性が分かるかもしれません。
例えば、上司と仕事をするときに、自分ならどうするのか、何ができるのかを考えてみましょう。
目の前のことだけではなく、少し長い目で自分の仕事を考えられるようになったら長く活躍できる人になれるかもしれません。
それではまた。
コメント